インドカレーファンクラブ

パソコン、カメラ

眼瞼下垂手術レポ~保険適用で二重整形できるのマジ?~(画像つき)

術後経過の写真は記事の最後に

自己紹介(いるか?)

都内在住 27歳 男性

眼瞼下垂とは?

この辺を参考に

眼瞼下垂手術 | 中島眼科

簡単に言うと上まぶたが下がって目が細くなる病気
老人がよくなっていて、今回のような手術症例を調べても若者の例はあまりないように思う

あらすじ

そもそもこの手術について調べたのは頭痛について調べていたのが発端
眼瞼下垂は頭痛の原因とも言われているということで興味をもった

眼瞼下垂について

眼瞼下垂とは、まぶたを引っ張り上げている筋肉が伸びてしまって弱くなっている状態だとお考えください。
筋肉をゴムに例えますと、ゴムが古くなり伸びてしまっている状態を想像してください。このゴムが再び引っ張り上げる力を回復するためには、ゴムを短くして再びつけ直せばよいですね?
眼瞼下垂手術は、まぶたの中の板(瞼板)に付着しているゴム(眼瞼挙筋腱膜)を探し出し、短く縫いつけることによって再び張力を回復する手術です。
眼瞼下垂(がんけんかすい)手術|診療・手術案内 - 森井眼科医院

この縫い付け課程で事実上 二重まぶたに整形することになる
で、この手術は条件を満たせば保険適用になる

つまり... 保険適用で二重整形を?

実際に行った手術について

手術についての説明はこちらが分かりやすい

【挙筋前転法(クイックデカ目術)】目を大きくし、より綺麗でパッチリとした二重に | 美容整形なら東京中央美容外科【TCB公式】

僕が受けたのは「眼瞼下垂手術(眼瞼挙筋前転術)」で、 ここでいう「眼瞼挙筋前転術切開法(切る挙筋前転法)」に該当する(ページ内検索してね)

ここでは「挙筋前転法(クイックデカ目術)」と記載されていたりして想像以上にフランクだがやっていることは同じである

手術へのモチベーションなど

もともと目が細く人相が悪いのもあるし、面白そうだったのでやることにした

気持ち:

  • 3割 話のネタに悪くない
  • 3割 顔面のメジャーバージョンアップするか
  • 2割 偏頭痛改善したい
  • 2割 本当に保険適用できるのか試したい

ダウンタイムとか知り合いにどう思われるかとか、そういった社会的な懸念は全くなかった
それは人と会わないからとかではなくて、単純に知り合いの整形は面白イベントだろうとフルオープンにしていたから

会社の人には「整形してくるんで楽しみにしていてください!」と伝えていた
皆楽しみにしてくれていた

いきなり閑話休題

僕の家は父が一重、母が二重、そして僕は一重、妹も一重だ

僕はさておき、妹は既に二重に整形している
その時のエピソードが気に入っていて、妹が「私が一重なのは遺伝的に誰のせい?」と父を問い詰めた手術費用(自費)をせしめたというもの

ろくでもない妹だと思う

僕自身今回の手術費用(保険適用)は自分の財源から出しているが、親に対して「孫の顔が見たいなら美容整形で顔全部弄るための費用を工面してくれたらどうにかなるかもね」と言ったことはある

ろくでもない兄妹だと思う

次の親戚の集まりにおける父の立場が心配で仕方ない
(母親は僕同様に奔放な性格なので寧ろ僕の目のことを面白がって喧伝するだろう)

病院の選定

そんな大層な選定をしたわけじゃないけど、3つ軸にした

デザイン性の要望を聞いてくれるか

デザイン性って何?というと二重の幅とかのことを指す

保険適用で眼瞼下垂手術をする場合には、病院としては必ずしもデザイン性の話を聞く必要がないみたい なのでそこらへん見てくれそうなとこを探した
探すといっても明記しているところはないから結局は勘だけど

僕は二重にするにしてもド派手な幅になると流石に心苦しさがある
そこをうまいことやってくれる病院を探そうというのが狙い(ちょっとずるいけどね)

※例えば当記事冒頭「眼瞼下垂について」で記載した眼科なんかは

※当院の眼瞼下垂手術は美容(整容)目的ではありません。

と謳っている。僕みたいな人間の場合、こういうところは避けたほうが安心だろう

病院のレビューがマシか

GoogleMapで病院のレビューをそこそこ見た 正直いって整形外科のレビューなんて精神科くらいアテにならないだろうと思いつつ、 「院長の態度が悪い」等々の記載が多いところは避けた(自分の機嫌を重視するスタイル)

病院のサイトのクオリティ

仕事柄、病院のサイトのできも見た
作りがしっかりしているサイトはそれ則ちSEOも重視している訳でレビューに変なことが書かれないよう診察も丁寧なはず

結局どこにしたのか?

院名出していいのかわからないから伏せる(個人的に聞いて)

2日にかけて3時間くらい調べて決めた

診察から手術まで

こんな流れ

  1. 診察: 4月半ば(いつだったか忘れた)
  2. PCR: 5/2(執筆時は2021年!)
  3. 手術: 5/4
  4. 消毒: 5/5(手術翌日)
  5. 抜糸: 5/11(手術1週間後)
  6. 経過観察: 6/12(抜糸1ヶ月後くらい)

おおよそPCR~手術~抜糸までのスパンは固定なはず
診察~手術までの期間は予約状況によるのだろう

診察

そもそも保険適用になるのか不安だったけど余裕で判定が出た
調べればヒットすると思うけど、瞳孔にどれくらいまぶたがかかっているかとかを診ていたみたい

自費だと60万くらいの手術が保険適用によって5, 6万。そこからIT健保の力により自己負担2万で済む結果になった
今回は正直お金の大小より保険適用できるかどうかの実験という趣が強かったのだけれど、60万か!と思うとなかなか悪くない気分

上述のデザイン性についても相談ができて、無事そこまで派手にならない方向で調整してもらえた
実際の仕上がりはどうイメージさせてもらえるかというと、まぶたの目頭のあたりをターゲットに箸のように細い金具を当てがい、それを軽く押し込むことで二重線を出すような形
図解するほどのことでもないので一生懸命イメージしてほしい
僕は白目を剥くように目に力を入れると一時的に二重まぶたにすることが出来たので、それをやった上で「これくらいにしてください」とお願いした

さて実際の術式としては眼瞼挙筋前転法というものになったが、これは冒頭に述べたとおりである

最終的に「手術やりますか?」と聞かれ「やります」と即答して実施が決定

日を改めPCRを受け、その後に手術を実施した

手術

局所麻酔で痛くないというけれど、ちょくちょくが麻酔切れて痛かった
僕は特別に麻酔が効きにくい体質というわけではない
鼻中隔湾曲症の手術の局所麻酔で鼻の中から大量のガーゼを抜く処置(30分もかからない)より痛く辛かった

皮膚の切除込で1時間半くらいみたいなことを謳っている整形外科を見かけたが、僕の場合は3時間 ちゃんと事前にトイレに行っておいて良かった

皮膚はレーザで焼き開けられ、その際に人肉の焦げる臭い
これは耳鼻科で経験した臭いなので寧ろ懐かしさすら感じられる

度重なる麻酔注射の際には看護婦さんが子守唄のように肩をトントンと叩いてくれていた
「(僕は幼児か何かか)」と照れくさく感じつつも、存外それが心地よく、
肩トントンがなくなると「(おいおいもっと続けてくれよ。まだ注射痛いよ)」と思ったりもしていた
自分のよくわからない感情に気づく貴重な機会をも美容整形は提供してくれるらしい

それはさておき痛いし疲れた

人間の目は基本的に二つ備わっている
これがどういうことかというと右目で感じた痛みと近いものを左目でも同様に感じることになるということで、これがまた恐ろしい
ガンダムのプラモデルの脚や腕パーツを左右セットで作る時のことが思い出される

世の中の整形美人をその言葉通り揶揄する人もいるけど、 最終的にこれだけ痛い思いを繰り返してるのはなかなかの精神力のある人たちなんだな。と尊敬するよう気持ちを改めた

術後経過

手術直後は多少瞼がピリピリ・ジンジン・チクチクする程度だったけど怖かったので処方されたロキソニンを飲んだ
(その後痛みが増すことはなかった)

それより目全体にガーゼがかけられ、その状態で電車に乗る責苦が待っている
と普通なら思うだろうが僕は比較的恥知らずなところがあるので、そこはあまり問題ではなかった

翌日来院してガーゼを取ると目がとんでもなく腫れていて、とても外に出られる容姿ではなかった
が、今回もその状態で電車に乗らないといけない。恥知らずでよかった

ガーゼがついている手術後の夜はガーゼを濡らさなければシャワーしてもいいらしい
翌日ガーゼを取ってからは顔を濡らしてのシャワーもOK。まぶたも優しく洗うようにとのこと
軟膏を塗ったり薬を飲んだりする

術後5日後くらいには割と落ち着いていてやっとスーパーで買い物
それまでは一切家から出なかった

抜糸

パチパチとハサミで糸を切っていく
多少ちくりと引っ張られる感触はあるが痛いということはない
あっさり施術は終わり1ヶ月後の経過観察の予約をとった

副作用的なもの

特にないと言えば嘘になる
しかしそれぞれ腫れの引きと共にじわじわ治まる

多少目が突っ張る感じがする(そういう処置をしているのだからそりゃそうだという話ではある)
これは術後経過と共にほぼ気にならなくなるが、ギュッと目を瞑るとまだその感覚はある
手術が失敗、あるいは腫れが酷いと寝る時に目が閉じられなくなる?!みたいな話もたまに聞くけど、それはなかった

そして術後すぐは左目から妙に涙が滲み出て、しばしば視界を遮った

また、目の腫れによって目を閉じた時の密閉性が落ちたのか、あるいは二重のラインが問題なのかシャワーの時にやたら目に水が入る
最初は辛かったが徐々にマシになっていった

感想

術後経過の写真を撮る内に段々見慣れて「あんま変わってないんじゃない?」と思っていたが、

リモート越しに僕の顔を見た会社の人曰く
「目が綺麗になった」
「明らかに前より目が大きい」
「次どこいじる?」

と、それなりに違いがあるみたい

僕は別に美容整形に抵抗があるわけではなく、どうせやるならやりまくった方が面白いと思っているけど、やるなら次はどこをいじろうかな
目頭か、なんかの注入で鼻を高くするか、鼻を切って小さくするか、唇を切除して薄くするか

術後経過の写真

わざわざ部屋の真ん中に三脚とライトスタンドを立てて、おおよそ同じ条件で観察を続けた
(2週間も部屋の真ん中に機材が置いてあるのはかなり邪魔だった)

被写体が固定できていないのでそれなりにブレはあるけど、術前はすっぴん・術後はバッチリメイクみたいな例よりは遥かに参考になるだろう

と思いきや風呂上がりに撮ったり、目の力の入れ具合が微妙に違ったりで見た目の印象がそこそこ違うっぽいことに後から気づいた
その辺はご容赦いただきたい

f:id:omdwn:20210516175725j:plain
術後経過

手術前はちょうどストロボのキャッチライトが入らず、より一層目つきが悪い